23年間地方にいた、いなか者が上京した話

 僕がいた大学のようなコテコテの地方大学になると、就活の軸が東京勤務の可能性があるかどうかという人がいる。確かに数キロ先まで電車の走る音が聞こえる地方から見ると、東京の雑踏とか満員電車は恐ろしい。かく言う僕は上京願望が強くあった時期も、東京生活に幻滅していた時期も両方あった。それらを経て、今東京(東京よりの千葉県ですけど笑)に住んでいる。今僕が見る東京を書いてみようと思う。

 

前置き

そもそも新しい場所に移り住んだ直後の半年くらいはハネムーン期といっていいところしか目に入らない。そのあと、嫌なところが一気に目に入る半年間を経て、現実的に見えるようになるらしい。ということで、上京して3ヶ月の僕は、ポジティブなところばっかりみているというのが今日のお話の前置きです。(詳しくは「カルチャーショック 5段階」で検索。)

 

感想

全体的に今のところ東京生活はいい。というか、期待よりはるかによかった。目に入るものの刺激は多いし、都心にも、会社にもジムにも電車でそんなに歩かずに行けるので、アクセスがいい。東京の嫌なところはほぼ見えていないぜ、といってしまいたいところなのだが、これには大きなラッキーポイントがあって、僕は今年入社なので、入社直後から在宅勤務だった。というわけで、満員電車をほとんど経験していないわけです。

 

中途半端ないなかで育ってきた僕は、保育所から大学までオランダ時代を含めて、バスとか電車とか公共交通機関で通ったことがない。幼稚園 歩き、小学校 歩き、中学校 歩き(たまに時間ギリギリで走る)、高校 自転車(2年半折り畳み自転車)、大学 滋賀(留学前の普通の寮)自転車、大学 オランダ 自転車(まれに大雪の日はバス)、大学 滋賀(留学後)歩き(時々自転車)

 

こんな満員電車童貞の僕がいきなり乗車率170%近くの常磐線に放り込まれたら、ぐったりしてしまうだろう。そういえば、インドに行ったとき、現地の満員電車にも乗りたかったのだが、満員電車のメッカ、ムンバイ(うーん地名が2つ入るとわかりにくい。)は週末滞在になってしまい、ゴリゴリに空いていた。

 

僕は座って通ったことがない。(まあ自転車も座ってはいますが。)今のところ、ゆっくり座って通えるというのはいい。(ペダルを漕がなくていいし。)僕の場合、電車に乗っている時間が片道30分くらいで、家から駅、駅からオフィスがそれぞれ10分弱なので、ちょうどいい運動と休憩になっている。

 

家を出る前、30分の電車で何をしようか考える。最近は新聞か本を読むか、ブログを書くことが多い。今月、「電車の中も仕事してます!とかかっこいいじゃん⭐️」と思って、会社のパソコンを電車の中でポケットWiFiに繋いでばんばん仕事をしていたら、自分のWifiの既定の使用量を超えて、超過料金を請求された。なので、オンライン上の業務はもうしないと思います、はい。

 

住んでいるところからオフィスまでは少しずつ都会になっていく感じが車窓に見えて、それを眺めながら通うのもなかなかいい。

 

こんな感じで、今のところ僕の通勤環境は良好だ。ハネムーン期が終わる半年後どうなっているか見てみよう。