Day8 ベオグラード ヨーロッパ2019 

 今日はベオグラードの2日め。思ったよりベオグラードは大きな街で見所もたくさんあるので、2日では足りないかもしれないと思い始めた。泊まっていたホテルには、朝食のオプションがついていたので、指定された近くのレストランで朝食を取った。せっかくなので、セルビアンブレックファーストをチョイスした。でっかいパンとでっかいパンが出てきて、ちょっと嬉しくなった。すごく美味しかった。

 

 ガイドブックのコピーを適当に見て、2つの行き先を決めた。ベオグラードの歴史的な地区のゼムンとセルビアの伝説の物理学者ニコラ・テスラの博物館。そして今日は、卒論のヒアリングで、ベオグラード大学の先生にお会いすることになっていた。まず手元にあるマケドニアディナールを両替したかったので、昨日教えてもらった両替所の場所を観光案内所で再度確かめることにした。

 

 しかし。場所を聞いたもののやっぱりわからない。結局、両替所があるであろう通りを1時間半くらい行き来した。最後は観光案内所に戻って場所を聞き直した。途中で道を教えてくれた親切なおじさんが思いっきり、通りの名前を間違えていた。これもご愛嬌。

 

 少しだけセルビアディナールを多く手にした。時間がないので、ゼムンを諦めて、ニコラ・テスラ博物館に向かった。さすがに人気の場所らしく、入場を待つ人が列を作っていた。僕は列に並んで待つのが、手持ち無沙汰になってしまってあまり好きではないので、近くにいた年齢の近そうな人に話しかけた。

 

 話してみると、その子はモンテネグロ出身で一人で来ているらしい。大学に通っていてドイツ語を勉強しているそうだ。せっかくなので一緒に博物館の中を見ることにした。

 

 日本に帰国して、テスラについて話を聞くまで、テスラのことは車のテスラくらいしか知らなかった。最近テスラに関する本を1冊読んで、初めてテスラがエジソンと同じくらいかそれ以上にすごい発明家ということを知った。博物館の案内は全て英語だったので適当に聞き流していた。ある程度事前にテスラについての知識を頭に入れておけば、もう少し楽しめたかもしれない。帰国してから父親にニコラ・テスラ博物館に行ったことを話すと、めっちゃ興奮していた。今回はテスラについて調べる大きなきっかけになったので、それはそれでいい。

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博物館の目玉の展示のひとつ、テスラコイルニコラ・テスラ博物館は、テスラのことを詳しく知らなくてもかなり楽しい。(2019.9.24 Belgrade)

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テスラの肖像画。本によると、テスラは背か高くて超ハンサムだったらしい。(2019.9.24 Belgrade)

 モンテネグロ人の子とは、翌日一緒に朝食を食べる約束をして分かれた。博物館を出ると、ベオグラード大学の先生との待ち合わせの時間が迫っていたので、急いで待ち合わせ場所の共和国広場に向かった。