Entries from 2020-01-01 to 1 month

当たり前じゃないものたち 外国を歩く中で得た感覚

もし僕が、外国を見て得たものは何かと聞かれたら、「当たり前に見えるものを、当たり前と受け止めない心、それに感動する気持ち」と答えるだろう。得たものはたくさんあるが、その中の大きな一つは、間違いなくこれだ。 外国を歩く中で、普段気にも留めない…

空想 インド紀行 vol.1 インド入国、ムンバイ、バンガロール

インドのことが気になって、頭から離れない。気になってしょうがないので、いっそもうインドに行ったことにして紀行文を書いてみる。今飛行機と宿の予約だけは固まりつつあるので、それらを元に空想でインド体験記を書く。 関空から北京を経由して、深夜ムン…

一人旅で見えるもの 

見たこともない世界が見たいと思って旅に出る。日頃の人間関係から離れたいと思って、遠くを目指す。遠くに行けば行くほど、違う世界になればなるほど、いつも自分の身近にあるものを欲しているような気がしている。 一人で旅をするというのは、すごく孤独だ…

現地語で見る景色 ローカルな世界を求めて④ 太陽に集う人々 フランス、ニース

荷物をホステルに置いて、僕はニースの街に飛び出した。海に続く街並みで迷路のように入り組んでいた。ニースは目玉になるような観光場所があまりない。僕は、ゆっくりと時間を過ごそうと思った。 この街はとにかく明るい。日差しが強いということもあるけど…

スローモーション W杯ロシア大会inオランダ

僕は割とテレビでスポーツ観戦をする方だ。今までたくさんの試合を観ていたと思うけど、その中でも強く印象に残っている試合がある。2018年サッカーw杯ロシア大会の日本対ベルギー戦だ。 僕は当時オランダにいた。ロシアw杯は久しぶりにオランダが出場でき…

やれば、必ず何か変わる。小さな一歩目を踏み出すこと。

新しいことをやるとき、未知な世界に挑戦するとき、足がすくむ。不安になる。ビビる。大学時代、行動を続ける中で、何度もやめようと思ったことがあった。今でもある。 そんなとき、僕は「小さく、一歩目を踏み出すこと」を大事にしている。 未知なことに挑…

現地語で見る景色 ローカルな世界を求めて③ 太陽に集う人々 フランス、ニース

ニースの玄関口はコートダジュール国際空港だった。早朝僕は空港近くのバス停で、ミラノから乗ってきたバスを降りて、フランスに足を踏み入れた。バスに乗っていたのは6,7時間ぐらいだったと思う。だいたいバスにこれくらいの時間乗っていればある程度の睡眠…

現地語で見る景色 ローカルな世界を求めて② 言葉が消えた時間 イタリア・ミラノ

2018年の5月に僕はバックパッカーの旅に出た。およそ2週間で3ヶ国を回る旅だ。大学1年生の時、深夜特急を読んだ。インドのデリーから、ロンドンまで路線バスを乗り継いで旅をする話で、旅人のバイブルと呼ばれた本だ。深夜特急を読んで、そこに描かれている…

なぜダラダラしちゃうのか?と、そうならないための行動2020

最近、以前と比べてダラダラしている。有効に使えていない時間が多い。 その理由を思いつく限り出してみる。 固定のスケジュールが少ない。 卒論、授業が終わって、空き時間が増えた。 他の人に頼り過ぎている。 やるべきことがわかっていない。 暇にならな…

自分の可能性に自信をもつこと。未来を信じること。

大学時代、ゼミ、留学、就活などいくつかの活動の間、自信について考えることがあった。結局自信はあったほうがいいのか、ないほうがいいのか。 この問いは、いくつかに分解して考えることができる。そもそも「いい」というのは、どんな場面やどんな目的があ…

現地語で見る景色 ローカルな世界を求めて①

大学に入ってから、グローバルな人材になりたいと漠然と思っていた。世界で活躍できる人になりたいと考えて、外国を見て、英語を勉強した。英語はそれなりに話せるようになった。外国は数十カ国訪れた。今5年間の時間を振り返って思うのは、結局僕はグローバ…

信念 自分の想いを育てること

9月に訪れたベオグラードでは、およそ20年前の紛争の爪痕が街に残っていた。 ベオグラードの中心部に一つの崩れかかったビルがある。元々がなんの建物だったかは忘れたが、セルビアが他の旧ユーゴスラビアの国に侵攻した際、NATOから空爆を受けたビルだ。特…