8月16日日記 顔が大事

 山手線でも田舎のサイドを行動範囲にしているわけだけど、これがまた良い。いなか者から見れば、新宿渋谷あたりがthe東京という感じになるわけだけど、このエリアはとにかく情報過多に感じる。まず文字が多い。駅を出れば、大量も大量の広告が襲い掛かる。やはり広告はそれなりに寝られているので、興味ないわと思っても、それなりに気にしてしまう。また、このエリアは音も多くて、音に関しては特にアナーキー感が半端ない。アイドルグループの新曲を広告するトラックが爆音で走っているし、渋谷のスクランブル交差点なんかパチンコ屋か?ってくらい音が散らかりまくっている。それと、比べて特に上野のあたりは静かで、落ち着いた大人のお店も多い。正直言って、上野周辺は古くて、シャープな感じはあまりしないけど、物思いにふけるにはなかなかいいエリアだと最近思うようになった。ちなみに東京で僕の一番好きなエリアは中目黒です。(東急沿線まじアツいぜ渋谷以外は笑)

 

 と、毎日上野御徒町あたりにいるわけですが、気づいたら読書をあまりしなくなっていた。少し前は部屋にあるすでに読んだ本を読み返していたけど、これも内容が頭に入ってしまって飽きていた。新しい本に出会いたいなと思って、丸の内丸善に出かけた。

 

丸善で手に取った本は2つ。1つは前にチラッと書いた村山由佳の『おいしいコーヒーのいれ方』。青春の真っ直ぐな思いが描かれた小説で、文章のタッチもライトでなかなか良い。もう一冊は岩波ジュニア新書の『自分の顔が好きですか? 「顔」の心理学』。最近自分の読書レベルが下がってきたので、本のレベルを落として、自分の肌感覚に合いそうな本だったので、読んでみることにした。

 

この本で一番気になったのは、顔とは何かということ。顔=土台+表情。で、人は顔からかなり多くの情報を読み取っているらしい。

 

結局顔なのかよ(怒)と思ったそこのあなた。しばし待たれよ!僕はこれはチャンスだと思うのだ。だって、土台はコントロールできなくても、表情を鍛えれば顔面をパワーアップすることができるのだ!

 

(もちろん土台もそれなりに大事です。去年読んだ『美貌格差: 生まれつき不平等の経済学』では、見た目がどれくらい所得に影響するかがデータを用いてはっきり記されていた。それと美しいと思う見た目、醜いと思う見た目はほとんどの人が同じ意見出ること、男性より女性の方が見た目の影響は大きく出ることなどなど。なので、「それなりに」土台は影響があるかも。)

 

僕が見た目を気にするようになったのは、就活とか色々あると思うけど、一番大きいのはヒッチハイクだ。ヒッチハイクは車が止まったら短い会話で瞬時に相手を判断しないといけない。もちろんわざわざ乗せてくれようとしたというありがたさはあるけど、それ以上に相手が危険じゃないか、信頼できそうか見抜くことが必要になる。特に海外でも中国、ドイツ、オランダ、ベルギーでヒッチハイクをしてきて、不確実要素がかなり多い割には、怖い目にあったこともなく不思議だった。

 

それと、オランダから帰ってきてから人を見抜く力がかなり上がった気がしていて、だいたいこんな人かなと思ったのを外したことがほとんどない。僕が気にしているのは、初対面の顔と話している時の顔つきだ。

 

と色々話が散らばってしまったけど、要するに2つ。1顔を見れば、その人がわかる。2顔は大事で、顔の土台は変えられなくても、表情は鍛える事ができる。

 

以上顔のお話でした〜。