この時代に会って話す意味

 僕は人と会って話すのが、大好きだ。コーヒーとイスさえあれば数時間は楽しめると

思う。なるべく大人数でなく、2人か数人で話すのがいい。仲のいい人とは、なるべく

酒なしでじっくり話すようにしている。酒もそういうことができる人となら、飲もうと

思うし、そういう友だちを選んでいる。大人数の飲み会だと、飲み会の空気みたいなも

のがあるし、話が浅くなりがちだからだ。僕は飲み会のワイワイガヤガヤした雰囲気に

入るのが、あまり得意ではない。

 

 

 卒業を控えた、この一年の大きなイベントが就活と卒論だ。ふと考えると、そのどち

らも、僕は人と直接会って話をするというプロセスを重視していた。就活時自分のやり

たいことや方向性がわからなくて、20人近くのOBOGさんに話を聞いたり聞いてもらっ

ったりした。卒論でも対象者に直接話を聞くヒアリングを重視して、セルビアやベルギ

ーに行って、直接お会いしてヒアリングをした。

 

もちろん、直接情報源に当たって、一次情報を得るのは大事だからという理由もある。

だけど、それ以前に僕は人と話すのが好きだ。話していてにじみ出てくる、その人らし

さとか人生のストーリーみたいなものにふれた時に、感情が動く。

 

 情報を得たり話を聞くだけなら、ラインやスカイプで十分だいたいできる。それでも

その人の熱量とかまとっている雰囲気とかは、会ってこそわかるものだと思う。会って

話せば、思いがけない話題に出くわすこともよくある。僕は比較的人を見抜くのが得意

なので、その人の文脈みたいなものがよく見える。その人の持っているメッセージ性と

かそこに眠っているネガティブな気持ちみたいなものが見えてしまうこともある。それ

でも人の人生から学ぶのは、楽しい。

 

これからも会って話す時間を大切にしようと思う。正直にゲラゲラ笑って話せるような

友だちも大切にしていこうと思う。

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名古屋でよく会っていたあつしくん。友だちの結婚式にて。(2019.8.31 Tokyo)