高い目線を保つこと

  吉本新喜劇で、史上最年少で座長になった小籔千豊のインタビュー記事を読んだ。芸人として前から好きだったけど、以前NHKのプロフェッショナルに出ているのを観て、小藪の人生観、キャリア観にも興味を持つようになった。この記事では、そうだよなと思うところがいくつもあった。

参考( https://r25.jp/article/705248441906719835

 

 例えば、「ビックネームな人ほど謙虚」。僕の周りでも、有名無名に関わらず、すごいなと思う人とか並外れた実績を残す人ほど、腰が低い。就活前後にお会いした社会人の方の中には、すごいと言われそうな肩書きがあったり、年齢が高くなっていたりするのに、こちらが恐縮してしまうくらい腰が低い人がいて、すごく素敵な姿勢だなと思った。逆に大学にいると、4年生で就活が終わったというだけで、後輩の前で威張っているように見える人もいる。そういう人に限って、後輩にアドバイスをしている体で、自分の自慢話を並べているので、見ていて残念な気持ちなってしまう。ただ、大学という限られた環境では上下関係も割とはっきりつけられてるので、しょうがないことなのかもしれない。

 

 謙虚な姿勢で臨むには、どうしたらいいのだろうか。僕は、その一つの方法がすごいものとか、すごい人と関わって、自分の目線を高く保つことだと思う。

 

 だいたい人が集まる環境をみると、「似た者同士」になっているものだ。だから優秀な人は優秀な人で固まる。そうじゃない人は、そうじゃない人で固まる。若いうちにちょっと無理をしてでも、優秀な人が集まる環境に飛び込んでおくことが重要だ。年がたてば立つほど、コミュニティーは固定化されてくるので、若いうちというのが一つの鍵だと思う。

 

 だいたい優秀な人とか、すごい人は、僕のような凡人が見て、驚くような努力量を投入している。先天的な天才は1%くらいしかいないというのは、本当にそうだと思うし、並外れた結果を残す人が、見えないところで、すごい量の練習とか準備をしているのを僕は目にしてきた。そういう「すごい」人は、普段関わっている人もすごいので、決まって「僕なんかまだまだです。」と言ってたりする。これがすごい人ほど、謙虚に見えるメカニズムだと思う。

そういう人の姿勢から、謙虚とは目の前の人のためにベストを尽くすこと、目の前のやるべきことに一所懸命に

取り組む姿勢なんだなと学んだ。

 どうも男が年を取るにつれて、威張りというのは本能的に出てきてしまうらしい。でも過去のアチーブメントとか今までのことにすがりついてしまった時点で、成長は止まってしまう。もっともっと強くなれるように、目線を高く保てるように、すごい人から学ぶ姿勢を大切にしていきたい。