デリー空港戦記 Diary No.4

この日は、バンガロールからデリーへ移動する日だった。初日こそいかつかったバンガロールは、街の感じがつかめると、だいぶ丸みをおびて見えた。

 

いいことがいくつかあった。どうしてかわからないけど、昨日予約できなかった電車が予約できた。中央駅に行って予約するまでにも、ホテルのスタッフさんが助けてくれた。あっさり僕のチップを断った彼の態度は、とても清々しかった。リキシャを捕まえて駅に行った。そこで空港行きのバスに乗り換えた。バスの一番後ろに座っていたら、じろじろ見られた。その一人が話しかけてきた。聞くと、口ひげを蓄えた僕の顔はどうも中国人に見えたらしい。バンガロールでは親切で、オープンマインドな人たちにたくさん出会った。


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バンガロールの空港で写真撮影を手伝ってあげたおばちゃんグループ。同じグループの8人くらいから同じ写真を頼まれた。LINEを使ってね笑

 

 

17時発のインディゴ航空でデリーに向かう。いよいよインディアンインドに入る。僕は地下鉄で市街に向かうのを断念し、ホテルの送迎をオーダーしていた。(900円くらい)

 

でも僕の名前の書かれたプラカードを持ったはずのドライバーは、出口にいなかった。デリーの空港にはターミナルが3つある。僕はLCCターミナルに到着して、ドライバーが違うターミナルに行ってしまったと思ったので別のターミナルに向かった。そこからデリー名物が始まった。

 

(詳しくは帰国してから書く)男が話しかけてきた。僕を待っているはずのドライバーと知り合いだと、彼は言う。ではあなたは僕の名前を知っているか?彼は答えなかった。彼はドライバーは来ないので、俺のタクシーで、シティセンターに行って3時間待てと言う。僕は血の気を上らせて大声で主張した。そんなわけないだろう。ふざけるなと。

だいたいこのナタリーポートマンくらいの勢い。

https://youtu.be/h4s0llOpKrU

 

 

引く人がいるかもしれないけど、こういう強気の主張は、外国でなめられないために必要です。オドオド英語を話している日本人は、いつだって格好のカモくらいにしか思われないのだから。僕はそれをオランダで何度も経験した。

 

結果的に僕は、その詐欺未遂のチームを叩きのめした。彼は僕のホテルの正規のスタッフに連絡しなければいけない状況になって、僕は予定通り、ホテルの車に乗って、空港を後にした。

 

ひと悶着終わってみると、僕はくたくただった。ホテルが予想の8倍くらいディープな場所にあって、僕の疲れは倍増した。
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▲ホテルの周り。23時前。ホテルを出て2秒で殺気を感じました。