食べることと、寝ること。それ以外の贅沢品。

 インドロスになっている。日本に帰ってきてから、かなりの予定がキャンセルになってしまったので、正直帰りの飛行機を乗り捨てて、後1週間ぐらい居残りすればよかったと思っていた。冷静に考えれば、飛行機がキャンセルになっても困るので、帰ってこられるうちに帰ってきてよかった。


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▲デリーで行きつけにしていた南インド料理レストラン。これ(タリー)で100円くらい。

 

 インドに行ってから、少しずつ生きるのが軽くなってきたような実感があった。何かから解放されたような感覚だ。

 インドでは人がひしめき合うように、生きている。みんな自分が生きるのに必死で、他の人に気を遣っている余裕がほとんどないから、そこら中で人が発するエネルギーがぶつかりあっている。

 みんなその日食べて寝るのに必死だ。だからそこらへんでみんな食べているし、そこらへんで寝ている。それ以外何もしていなさそうな人も多い。

 その姿が僕を刺激した気がする。みんな一所懸命に寝食をしている。それ以外のことは二の次なのだ。

 よく考えてみれば、毎日食べれて、寝れて、楽しく過ごせたら、それでハッピーなのだ。そう考えれば、人目とかこうしなければいけないとか自分を縛るものはほとんどなくなる。

 まだまだ上手く言葉に落とせていないけど、僕がインドで得た感覚が少しずつ形になってきた。