卒論体験記No.15 2018-2020

 帰還

 1年ぶりに降り立ったブリュッセルは肌寒かった。名古屋から丸一日近く時間をかけてヨーロッパに帰ってきた。途中の中継地のバンコクでは9時間以上時間があったので、空港から出て街を歩いた。バンコクは灼熱だった。いかにもアジアンテイストなタイ料理は、日本人の僕の舌にとても馴染んだ。雑多なバンコクと比べて、ブリュッセルは朝早かったこともあって整然としていた。ブリュッセルの物価は日本より高い。そこに流れていた空気はバンコクとは全く別だった。

 

僕はこの旅で2人の日本人に会うことになっていた。2人とも卒論関係で初めてお会いする方だった。1人目はベルギーでビールの醸造家をされている今井礼欧さん。もう一人はセルビアで日本語を教えつつ、セルビアの観光プロモーションをしている平野達也さん。

 

 今井さんはベルギーに着いた初日にお会いした。詳しくは今後の記事に回すけど、めちゃくちゃ面白い話だった。好きなものを極めるという生き方がこんなに素敵な人生を形作るんだなというのがリアルに実感できた。

 

 色々書こうと思ったけど、疲れたので今日は寝る。1日オフィスにいて、仕事をするというのは学生の時思っていた以上に疲れる。